北海道大学・大学院では松ヤニや樹液など森林由来成分の有効活用を目指し、活性測定や成分の分取・分析を行っていました。
大学院のあとの進路を考えていたちょうどそのころロースクールができ、私のように法律を学んだことがない者にも法曹への道が開かれました。両親が特許関係の仕事をしていた影響もあり、自分自身がフラスコを振るだけではない、別のやり方での技術への貢献もあるのではないかと思い、時の潮に背中を押されるように、法学未修者第1期生として、横浜国立大学のロースクールに入学しました。
知的財産法、とりわけ特許法を扱う弁護士になるという一念で、有機化学の世界から法律の世界へ飛び込みましたが、幸運にも良いご縁をいただき、特許権・著作権に関する侵害訴訟を中心として、商標、意匠、不正競争など、多くの知的財産権事件に従事させて頂いております。
また最近では種苗法を始め農水知財の分野にも関与させていただき、農学部出身者としては、この上ない喜びです。
北海道大学農学部森林科学科 卒業
北海道大学大学院農学研究科環境資源学専攻 修了
横浜国立大学大学院国際社会科学研究科法曹実務専攻 修了
弁護士登録(新第61期)、美勢法律特許事務所
事務所合併により、ライツ法律特許事務所
弁理士登録
東京弁護士会
日本弁理士会
工業所有権法学会
著作権法学会
日本商標協会
弁護士知財ネット
日本知的財産仲裁センター専門委員(2015年〜)
横浜国立大学法科大学院非常勤講師(知的財産法)(2016年〜)
関税法第69条の5等に規定する専門委員候補(2020年〜)
中央大学法科大学院兼任講師(知的財産法)(2020年〜)
東京医科歯科大学非常勤講師(知的財産法)(2020年〜)
●「博物館情報メディア論」(ぎょうせい、2013)
●「企業アーカイブズの理論と実践」(丸善プラネット、2013)
●「特許侵害訴訟における営業秘密の開示と保護」知的財産研究所成果報告(2013)
●「特許権侵害訴訟の損害賠償論における特許法102条1項又は2項と3項との重畳適用(振分け適用)の可否」法律実務研究(東京弁護士会、2014)
●「不正競争防止法コンメンタール<改訂版>」(Lexis Nexis、2014)
●「平成26年著作権法関係裁判例紹介」パテントVol.68 No.6(日本弁理士会、2015年)
●「実務家からみたPBP特許最高裁判決」Law and Technology(民事法研究会、2015)
●「平成27年著作権法関係裁判例紹介」パテントVol.69 No.8(日本弁理士会、2015)
●「不正競争の法律相談」(青林書院、2016)
●「Q&A 知的財産トラブル予防・対応の実務」(新日本法規、2016)
●「攻めの農林水産業のための知財戦略」(経済産業調査会、2018)
●「シートカッター事件最高裁判決」AIPPI Vol.63 No.4(日本国際知的財産保護協会、2018)
●「ゴルフシャフト・デザイン事件」著作権法研究44(有斐閣、2018)
●「特許権等の実施料相当額算定手法について 」日本知的財産仲裁センター実施料判定プロジェクトチーム研究報告書 (2018)こちらからご覧いただけます
●「海賊版サイトをめぐる法的論点の整理―「漫画村」の出現を契機として」ジュリストNo.1523(有斐閣、2018)
●「育成者権(しいたけ)侵害事件判決」知財ぷりずむ No.192(経済産業調査会、2018)こちらからご覧いただけます
●「本尊写真事件」コピライト Vol.58 No.693(公益社団法人著作権情報センター、2019)
●「強すぎる『著作者人格権』の大幅制限を〜神様から著作権法を一ヵ所だけ変える力を貰ったら〜」(朝日新聞者WEB RONZA、2019)こちらからご覧いただけます
●「二次的著作物の創作性[豆腐屋事件]」著作権判例百選[第6版](有斐閣、2019)
●「特許・実用新案の法律相談」(青林書院、2019)
●「育成者権(しいたけ)侵害事件控訴審判決」知財ぷりずむ No.201(経済産業調査会、2019)こちらからご覧いただけます
●「農林水産関係知財の法律相談」(青林書院、2019)
●「10年選手からみた知財弁護士の世界」Law and Technology Vol.88 リレー連載コラム)(民事法研究会、2020)
●「ジル・スチュアート事件」コピライト Vol.60 No.712(公益社団法人著作権情報センター、2020)
●「オンライン会議で,その資料大丈夫? テレワーク,Web会議,ウェビナーなどの著作権法のポイント」研究開発リーダー2020年10月号(技術情報協会、2020)
03-3547-3761
03-3547-3760
平日/9:30〜18:00